こんにちは、樽田作です。
今日は、ギフテッドが大人になって身につけた
ギフテッド以外とのコミュニケーション方法についてです。
ギフテッド以外の人と話すと、
「そんな風に考えるなんて、おかしい」
「なんで、いちいちこんな事を質問するの?」
「どうして気持ちを先に考えないの?冷たいよね」
と言われることがしょっちゅうでした。
自分の中では、
全然、悪気はないです。
色んな角度から物事を見るのは、私にとって自然なこと。
純粋に事実が知りたい。
感情と事実は分けて考えるのも、私にとって自然なこと。
ギフテッド同士なら、コミュニケーションはスムーズで
ストレスフリーです。
でも、そんなことだけ言っていられない…。
どうやってギフテッド以外の人と、スムーズなコミュニケーションを取れるようになったか、
私の経験を書いていきたいと思います。
ギフテッドの特性を出して煙たがれ…

ギフテッド特性を出しっぱなしにして…
煙たがられました。とてもとても ( ;∀;)
色んなことに疑問を投げかけるから。
10代の頃は、特に煙たがられました。
相手の話を聞いているだけで、問題点が見えるので、
簡単に答えをだすと、冷たいといわれました ( ;∀;)( ;∀;)
客観的な視点で、相手の間違いを指摘したら、
キレられました ( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
なんだか悲惨。
正直に真実だけを述べていたのですが…。
実際は、マイナスなことが多く、コミュニケーションはツライことばかりでした。
数少ない友人の一人から言われたこと、
「自分を出すのは、極力控えなさい。そして、出すときは小出しに」
この言葉が後々、自分を救うきっかけの言葉になりました。
そもそもコミュニケーションとは
ギフテッドにとって、コミュニケーションは
いろんなアイディア、意見、新しい世界を見るための手段
と考えています。
しかも、四六時中そう考えています。
しかし普通は、ビジネスなどで何か目的がないと、
意見交換としてのコミュニケーションではありません。
コミュニケーションをとるときの前提は、
自分の居心地の良さ優先
自分の持つ答えを肯定するため(すでに答えは自分の中)
です。
要するに、
ギフテッド :知への欲求を軸に置くコミュニケーション
ギフテッド以外 :心地よさや承認など、感情を軸に置くコミュニケーション
主軸の違いです。
軸の部分が違うのに、ギフテッドの特性を出しまくったら
そりゃあ色々とトラブルなり、行き違いなりが起こります ε=( ̄。 ̄;)フゥ
そこを踏まえて、ギフテッドの特性を極力出さないで
コミュニケーションをとりはじめました。
自分を極力ださないと、相手に変化が!

自分を極力ださないと決めたら、
聞き役に徹することだけになりました。
聞いていると、どんどん疑問が湧きまくります。
それでも、
「自分を極力出さない、出さない」
と思っていたので、コミュニケーション相手の観察することに集中 しました。
観察して気づいたことは、
「こういう話の内容の時は、この人はこんな感情が起こる 」
という風に、どんどんファイリングができていくことでした。

ファイリングして整理していくと、相手の思考回路が読めてきました。
相手の思考回路をコピーしてそれを辿ると、読めてしまう感覚です。
思考回路のコピーができると、先読みができるようになります。
相手のたどり着きそうな結論が読めて、湧いてきそうな感情を把握するという先読みです。
完全に正解ではなくとも、大きく外すことはありません。
そうすると、相手はとても喜んでくれました。
私が共感してくれた、と感じたようでした。
実際は、共感などしていません。(したくてもできません😓)
「この人の話の流れからいくと、こんな受け止め方をする 」
という解を得ていただけです。
人は共感してくれた相手の意見を聞く

共感してもらえたと感じたことで、相手はこちらの意見を聞いてくれるようになりました。
共感された ⇒ 安心・信用できる ⇒ 受け入れる
これを経たことで、ギフテッド特有の発言でも、相手は拒絶しなくなったのだと思います。
以前に言われていた言葉にも変化が…
「そんな風に考えるなんて、おかしい」 ⇒ 「面白い視点だね、新鮮!」
「なんで、いちいちこんな事を質問するの?」 ⇒ 「意外とこの質問重要かも!」
「どうして気持ちを先に考えないの?冷たいよね」 ⇒ 「冷静になることは重要」
自分の特性を出すタイミングで、こうも反応が変わるとは…
面白いものですねぇ。
最後に
人とのコミュニケーションで、共感することは基本中の基本です。
ギフテッドは、物事の感じ方・捉え方が独特です。
ですから、ギフテッド以外の人と共感するのは、難しいです。
共感するという部分で、コミュニケーションのハードルが高くなります。
ギフテッドの特性は一生ついてくるものです。
普通へと矯正しようとしても、そんなことはできません。
今回書いた私の経験が、ギフテッド大人の楽に生きる一つのヒントになればと思います。
それでは、
また次回 (^^)/