こんにちは、樽タサクです。
前回の話の後半です。
不幸話を聞くことになり、相手の感情に飲まれず冷静に状況判断するために頭をフル回転させていました。
一対一の話なのに、私の頭の中は数人体制です。並行思考で、なかなか疲れます。
それでは続きをどうぞ。
話し手の思い込みと客観的事実
それでも、相手はギフテッドではありません。そこを考えて、話す相手の表情・言葉の使い方・声のトーンを観察していきます。
相手の話を聞きながら、問題解決策を提案したくなりますがそこはグッと堪えました。
不幸話を聞いているとき私は、一緒に泣いたりつらいね~と同調することはなく、ひたすら相手の話すことに相槌を打つだけ。
そして、相手をひたすら観察する。この人は話をすることでどうなりたいのだろうか?どうしたいのか?なぜ突然私に話すのか?
この状況に私はどうやって対応しようか? ここで私ができる最善の方法は何か?
私の頭は脳内質問攻め&目の前の状況観察でフル稼働になっていました。
相手がだんだん落ち着いてきたところを見計らって、こちらから少しずつ質問に近いコメントを言い始めました。

生活大変だね。少ない給料から親の面倒をみたり、一人暮らしだと家賃やらいろいろ大変だしね。
私がそういうと、相手は

そこは一応大丈夫。住んでいる賃貸マンションは親の所有だから家賃はかからないし…

そうかぁ、その部屋は親御さんの名義なんだ~

違う、その建物全部親の所有なんだ…

へ~、そうかぁ。地元にも所有しているの?

この近辺(ちょっとした街)に三軒所有しているんだけどね…
不幸話のトーンと、このマンション棟所有の話のトーンは同じです。
トツトツと話している状態。
特にそのことを自慢する様子でもなく、淡々と事実を述べているだけです。
話を聞きながら、私の頭の中は?????????
相手との話は続きます。

そうかぁ、でも自分の病気のほうつらいね~。持病のこと考えると食事も大変だしね~

そうだけど、面倒だからいつもコンビニ弁当や外食で済ませている

親の面倒を見るから仕方ないか~、食事作っている余裕がないか~

料理好きじゃないし、親の面倒を見る前からずっと弁当や外食だけ…医者にも食事に気をつけたら数値がよくなるはずって言われているけどね…

そっか~、自分の体は大事にしないとね

そうだね。タサク、話を聞いてくれてありがとう、おかげで落ち着いたよ。これからもがんばるよ…
自己管理ができない資産家の不幸話でした。(-“-;)
オイオイ。給料少ないのにやりくりして趣味を謳歌しているかと思っていたら、給料100%遊びに費やしてもOKな人かよ。
自己管理ぐらいやらんかーーこのドアホが!!!(心の声です)
その後、さらに話を聞いてみると…。
寝たきりの兄弟の介護を相談相手が直接行っているわけでもなく、たまたま数日間、親が大病院への通院するための介助を自分がやっていただけでした。
お金持っています、資産家ですから。それでも色々ある問題を解決しようとはしない。
相手の状況を聞く限り、お金があるから簡単に解決できる問題がほとんどだったけれども、本人がそれを解決する気がないからこれ以上こちらからは何もできない。
相手が一番望んだこと、それは…
「私はツライ、私は不幸です。それを受け止めて~」
ということ。相手が一番望むことを見極めてそれに対応する。
冷たいようですが、そのとき私ができる最善の方法。
ただただ、自分の感情だけにどっぷり浸かって、私タサクの時間を使っただけ。
(¬_¬)シラ-
不幸な人は色々います。今回の相手以上に大変な状況の人なんて沢山います。
それでも、本人が不幸の軸を設定していると不幸。
相手の不幸感情に冷静に対処できたからそれでいいか…。
自分の頭をフル稼働して対応した結果得られたものそれは、
「話を聞いてくれてありがとう、おかげで落ち着いたよ。これからもがんばるよ…」
感謝の言葉。
ひとまず相手が私に依存することはなかったし、その後自分が相手の不幸感情に巻き込まれることもなく済んだ。
相手の思考停止っぷりと自分の考え過ぎのギャップがありすぎて疲れました。
相手の本音を引き出して冷静に状況判断して対応できた、と自分で自分を認めただけの日でした。
(T∀T)ダァー
最後に
ギフテッド特性を持っているからって何の得があるのか?って日々考えます。
私の場合は、人間関係やコミュニケーションで相手の隠された本心&考えを引き出すことにギフテッド特性が発揮されるようです。(本人すら気づかない本心だったりします)
それが何の得があるのか…んーーーー変な不幸感情に巻き込まれない。身の安全の確保ぐらいかな…。
人間関係のトラブルはだいたい感情のもつれや、相手の感情に飲まれて自分を見失うことから発生しますからね。
冷静な判断をするとき、自分が冷酷・非情なのでは?と考えてしまいます。
ギフテッドのもつ自己肯定感の低さから発生する考えですが…。
ひとまず相手が安心したか?そのときだけでも前向きになれたか?そこを判断基準にしています。
問題がすべて解決してこそ幸せだという絶対的基準で判断しません。
ここは完璧さを求める状況ではないと判断です。
人間関係やコミュニケーションについてはまた書きます。
それでは
今回はここまで。
また、次回 ヾ(´∀`)