こんにちは、樽タサクです。
人は自分の不遇・不幸を感じるときの軸はどこにあるかのお話です。
そこのところを考えたことがありますか?
人の話をじっくり聞いたとき、自分と他人の軸の違いや差が分かります。
そりゃそうだ。
その違いというか落差があると疲労感は大きくなります。コミュニケーションを避けられない状況ではそういうことにも対処する術は心得ていたい。
ギフテッド以外とのコミュニケーションするために身に付けた方法で、大人になってからは人間関係のトラブルに巻き込まれなくなりました。


身に付けたらそれはそれで、コミュニケーションをもっと取るハメになることもあります。
その代わり、ギフテッド特性をうまく隠しながら発揮するという特技を身に付けてしまい、人の相談に乗ることは増えました。
私と話すと色々と楽になると言われたりしまして…
人を避けたいのに寄ってくる、いろいろな話を聞かされるという状況にもなります。
それも結構ヘビーな話までされたりします (;・∀・)
会社内での噂話には興味がないので、聞いても誰にも話すことはありません。
口が堅いというよりも、内容のくだらなさにあきれて関わりたくないだけ。
恋愛やら悪口やら内容は様々ですけれど、大抵は人を貶めて刹那的な優越感に浸ることがメインなので、何の知的欲求も満たしません。
話す相手の潜在的に持っている要求を満たすようなリアクションをすれば、簡単にそこから脱出できるのでそれなりのリアクションをしてその場を立ち去ります。
噂話だけなら簡単に逃げられますが、これが話す本人の不幸話になるとそうはいきません。
その時は、カウンセラーのごとくひたすらうなずき、大変だねと相槌をうつのに徹します。
結構ツライですけれどね。
同僚の身の上話
一度、とても驚くほどの身の上話を聞いたことがありました。
両親が大病していて、働きながら介助している(介護まではいかないが)。
兄弟の一人が●●未遂(ここは察してください)をして寝たきりの状態。
本人も病気を持っていて、投薬をしながら生活している。
とにかく大変な思いで生きているということを涙ながらに私に話してくれました。
話してくれた方はとても明るく、自分の趣味に職場の人を巻き込んで楽しんでいるように見える人です。
だから話を聞いたときは本当に驚き、そのまま聞き続けることになりました。
こういう時は逃げるわけにもいきません!(。-`ω-)ンー
辛いのであれば、話を聞いてもらえるだけでも楽になるっていうもんです。
そう思って暫く聞いていました。相手は涙しながらも一通り話すことでだんだんと落ち着いて、私の質問にも素直に答えてくれました。
忍耐は少々要りますが、ゆっくりじっくりと相手の話を聞きだすと、相手は安心して色んな状況を話してくれたりします。
相手の話を聞く限りではかなり大変なことが起こっていて、不幸の真っただ中であることは確かでした。
相手の感情にフォーカスし過ぎない
相談などの話を聞くとき相手のツライという感情にだけフォーカスすると、とんでもない状況に巻き込まれることもあります。
「こんな大変な状況の人の力になってあげなくては!支えなくては!!」
と話を聞くこちら側はそう思ってしまい、自分のことが二の次になりやすくなります。
人の不遇・不幸は聞く方へ大きな引力になります。(危険です)
「 困っている人を助けたい! 」という想いとタイミングが合ってしまうと、冷静な状況判断ができにくくなります。
自分の想いと冷静な状況判断
マザー・テレサ、中村哲さんなど苦境にある人々を救う事に人生をささげた人たちがいます。
私自身そういう方々を心から尊敬をしていて、自分もそうでありたいという思いがあります。
でも、自分にはなかなか踏み出せない。踏み出せない自分を自己否定することだってあります。
(タサクは思っているだけでなんもしないじゃね~かよ~ 自分にダメ出し)
なので大きなことはできないなら、身近なところからでも助けになろうという思いになることもあります。
小さなことからコツコツと。
相手の気持ちを汲むことは大切ですが、その気持ちに飲まれるのは一番避けるべきこと。共倒れするわけにはいきません。
相手にも家族など大切なひとたちがいますが、それはこちらだって同じ。
自分自身も含めて自分の側にいる人たちも同時に守らないといけない。

話す相手の方が私よりも大変な状況であるからといって、自分や自分の家族を放っておくわけにはいかない。
そのバランスを見極めて状況判断をすることは大事。
見極め方は場数を踏んで体験することで身につく。
また、色んな状況を見聞きしながら思考していく、これも体験です。
これを読んでいるということは、読みながら状況を想像しているはず。
今、記事を読みながら想像して思考しているはずです。状況を想像しているということは、ある意味リアルな体験。場数を踏むのに近い感じです。
妙な臨場感がありませんか?
自分の親だったら、兄弟だったら、自分だったら…。そして、相談される側だったら…。
そう考えながら読むと体験しているような臨場感が出てきます。
ギフテッドの思考力・想像力をここでフル活用してください。
今までのギフテッド特性(知的過興奮性など)で獲得してきた知識などのフル活用です。


解決方は色々あるのでは? 不幸話をしている相手の思い込みは? 思考過程は?
などなど、頭に色々な考え&アイディアが湧いてきます。
ギフテッド特性を把握していると、目の前にある現実と自分の頭の中で起こっていることをさらにもう一つの視点から眺めて認識できるはず。(第三・第四の視点のようだ)
それも冷静に。把握する前から知っていたかもしれませんが、ギフテッド特性として認識した後だと、とても冷静で穏やかに眺めることができているはずです。
目の前で起こっている出来事(この場合は不幸話)のスピードと、自分の思考スピードは大きな開きがあります。
だから、相手が感情をうまく表現しきれていないと思えば、こちらが汲み取って先回りして表現を付け足して言い換える。

言葉にしづらかった感情を表現できると、人は落ち着いてきます。
ここも観察です。こちらは思考スピードが速い分、いくつもの視点で観察できます。
人は誰でも無意識に色んな観察をしているとは思いますが、ギフテッドはそれが意識的にできてそれを整理・分析できると私は思っています。
こうやって自分の態勢を整えながら話を聞きましが、その内容はこちらの予想を超えたものでした。
疲れるやら、呆れるやら…(-_-メ)
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