前回の「祖母との関係を改善したら、祖母と母との関係(親子関係)まで改善した」の続きです。
母と私の関係改善(?←ここポイント)について書いていきます。
理解しやすい手段を使う
母と祖母との関係改善と同時にやっていたことは、母自身の人間関係の改善。
人は自分が理解しやすい方法でしか理解しない。
母が理解しやすいポイントを探りました。
母は占いの話には結構食いつきました。

以前占いを活用しようという記事を書きました。(占い:当たるを超える最強のツール!?)
姓名判断や、四柱推命・算命学など生年月日を使った占いなどです。
それを使うと、おおよそ人の生まれ持った性質みたいなもの、傾向が分かったりします。
専門家でなくても、大体の傾向&対策がわかる。(詳しく知りたければ、プロへご相談を)

この傾向と対策は、取り扱い説明書のような感じで使えます。
取り扱い説明書があると予備知識みたいなものが得られて、むやみやたらと相手の地雷スイッチを押さなくなる。
相手とのスタンスもとりやすくなる。自分との相性や相克の関係も大体把握できる。
自分の思い込みで人を判断する母にはとても有効でした。
タサクが言うだけよりも、占い結果を見せながら相手の分析結果を提示することで、母は納得する。
(実際に当たっていましたしね。)
言葉だけでの説得なので、相手が受け入れやすいツールを使って理解しやすいようにする。
占いが母にとってそうだった。
母が納得するまで、いろんな人の占いをしました。
家族・親戚・母の知人・仕事関係者などありとあらゆる思いつく人たちを占いました。
占い結果を書き留めたノートがドンドン溜まっていきました。

占いにはまって、占い迷子にならなかったのか?
自分だけのことを占って、自分の開運ばっかりに気を取られていると、占い迷子の危険はあったかもしれません。
母の場合は、母自身の占いというより周囲の人たちの傾向を把握することをメインにしていました。なので迷子になりはしませんでした。
実際に占って、解説をするのは私タサクの役割。
母は、私の「データ集め&作成・考察」した「結果」を講義形式で聞くという状態。

受けた講義を母は、実際の人づき合いで実践する。そして実践報告を私にする。
その際に母が理解しにくかったことを私が解説し、母は自分自身へフィードバックする。
これが10年ほど続いたと思います。
変な親子ですが、ノンフィクションでございます。事実でございます。
母は自分の人生はなんでこうなの?という自分探しが大好き。(そのついでに他人の動向への関心がある)
タサクは「データ集め&作成・考察」が好き。
ここにはお互いのメリットしかない。
だから続いたのかもしれません。それに楽しかった。
これも一つのカウンセリングかな…一応親子なので、親子関係改善と言えるかな…よくわからん。
(´ε`;)ウーン…
落ち着いて、いろいろ思い出す母
自分は子どものときから苦労してきた、というのが口癖だった母。
「あんた(タサク)は恵まれている。私だけいつも大変な思いをしてきた。自分以外の兄弟は苦労知らずだ。私だけ、わたしだけ・・・」
他人や自分自身の観察(占いでの)が進むにつれて、そんなことをだんだん言わなくなっていきました。
人をしっかりと見て、自分の思い込みだけで判断することがなくなりました。占いの結果は取説・指針としてのみの使い方です。
- 自分のことを諫めてくれる人の言葉をちゃんと受け止める。
- 自分を利用するために甘言ばかり言う人、コントロールする人を冷静に見る。
そんなことができるようになってから、自分のことも冷静に振り返ることができ始めました。
トラブルの原因はやっぱり自分の中に…
母は自分の友人たちがお嬢様風だったのでそれが羨ましく、子どもの頃はそこに引け目を感じていたらしい。
そのせいで、それまでの母は「自分だけ子どものとき苦労させられた」と思いこんでいた。
人生の振り返りが更に進むと、その記憶がどうやら少々違うらしいということが分かってきました。
母は長子で産まれたこともあって、結構ワガママもできていたらしい。
裕福ではないことで、家庭の仕事(水汲み、畑仕事)をさせられてはいましたが、ちょくちょくいいものを自分だけ両親から与えられていたり、ワガママを聞き入れられていたりしていたようです。
兄弟や、従妹などの親戚の子たちを自分の都合のいいように使ってもいたらしい。
自分の欲求のために、他の子をコントロールしていいとこどりをしていたそうです。
そして、それを忘れていた。呆れた… ┐(´д`)┌
いやー、人の記憶っていい加減というかなんというか、改ざんするのって簡単なのかな~。
母の大人になってからの人生の躓きと、子どもの頃にやっていたことの反転が妙にリンクする。
人の人生って面白いなと思った瞬間でした。
母本人の人生トラブルのおおよそは、人につけこまれる、利用されるというもの。
自分の中の原因となるものを認識・理解できると、改善出来てきます。母そうやって、トラブルを改善・回避できるようになりました。
そんな人の人生に振り回されたタサクではありますが、サンプルとしては面白かった。
解決してしまえば、面白かったで終わり。
余談ですが
知り合い(霊能者)にこう言われたことがあります。
「タサクは母親との前世の繋がりがほとんどない。妹たちとタサクは何度も前世で繋がりあるのにね」
曾祖母・祖母・母、3人はなかなかのコジラセ。
私と母がこじれることなく、というかかなりのドライな感じであるのはそのせいか ?!∑( ̄皿 ̄;;)
子どもの頃から母のことを冷静に観察出来ていた理由がこれ?

タサクは子どもの頃から母親へ愛情要求をすることが少なかったらしい。
どんなに大変でも母から逃げなかった理由は、妹たちを母の迷惑行為から守らねばという思い。
前世を信じるか信じないかは置いといて、面白いこともあるもんだと妙に納得しています。
最後に
親子関係改善について、つらつらと2回に分けて書いてきました。
親は子どもを育てながら自分を省みて成長する。
そんな親は、タサクにとってはメルヘンな世界の人のよう。本やテレビで見る理想的な親のように感じます。
私は物理的には親に育ててもらったのですが、精神的には逆でした。
書いてみて、余計に自分の異様さが浮き彫りになった気がしてきました。
おいおい大丈夫か?( ゚д゚)
こじれた親子関係の改善、こじれる要素満載なのにこじれない親子関係の一例でした。
気が向いたらご参考に…。(なるか?ならないよな…)
それでは また、次回 ヾ(´∀`)

