祖母との関係を改善したら、祖母と母との関係(親子関係)まで改善した

祖母との関係を改善したら、祖母と母との関係(親子関係)まで改善した ギフテッド大人と人間関係

こんにちは、樽タサクです。

今回は、身内の人間関係改善に自分の特性を発揮しまくった話です。

観察・データ集め ⇒ 整理&考察 ⇒ 結論 ⇒ 実践

という、ギフテッド特性の部分です。

こんなことを身内にも・・・って他人からもドン引きされますが、終わり良ければ総て良しです。

 

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私以上に手のかかる母

タサクの母親は子どもへの愛情の注ぎ方が分からない人でした。

常に、

「私だけ苦労している、私の人生はなんでこんなふうなの? こんなのは私の人生じゃない。」

子どもそっちのけで自分探しをする人でした。

今ではすっかり落ち着いて、子どもや周囲の人たちと向き合えるようになっています。

とにかく色々問題のある母でした。

私が正面切って改善しようとしても、なかなかうまくはいきませんでした。

親に問題があるときは、その上…つまり祖父母から攻めていく。(攻める…ちょっと攻撃的な表現ですが)

やはり、これは正攻法です。

 

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いや~、昔はひどかった。

子どもの頃私が熱を出したりすると、

「なんであんたは私の邪魔をするの!」

って言い放つ人でした。

鬼婆じゃ。(-“”-;)

タサクは子どもの頃から大人の性質を読みとってたりしたので、母の知人・友人の質のジャッジみたいなものをしてたりしました。

こんな子ども、親からみると気持ち悪いだろうね~。今ならそう思う。

不気味…。(¬_¬)

 

見た目が華やかな母なので、周囲からいいように利用されることがよくありました。

それを私が子どもの頃は、「この大人…ヤバイ。嘘ついている。母ちゃんから遠ざけねば」と思う。

口に出してそんなことを言えないので、熱を出して母がその怪しい大人と会うことを阻止する。

そんな感じでした。

 

少々大きくなって、母の知人のことを色々忠告すると烈火のごとく叱られました。

「子どものくせに、何知った口をきく!」

そして暫くすると、どうやらその知人からひどいことをされたようで、落ち込む…そしてまたこれが始まる、

「私だけ苦労している、私の人生はなんでこんなふうなの? こんなのは私の人生じゃない。」

面倒くさい人でしょ? リュック背負って旅に出てくれていたほうがまだまし。

バックパッカー

そんな母に育てられてタサクは…

タサク
タサク

非行に走るなんてアホらしい。冷静に自分は自分で育てていくしかないな。

という覚悟で生きてきました。

母は愛情を与えられない人だなと、私は幼少期には理解していたはず。

 

チャンスをうかがう

彼女は都合&機嫌のいいときは母親になる。

私はそこを見極めていました。

これ書いていて、やっぱり自分でも自分のことが気味悪い。でも、実際そうだったので…。

 

ちなみに、私を育てるのにギフテッド児特有の育てにくさを母は認識していても、私のことを力づくでねじ伏せることで母はこなしていました。普通の母親ならギフテッド児に振り回されるのに、うちの母は大人の力を振りかざしまくりでした。

それでいて、育てにくい子と言うなんて…自己チュウにもほどがあるよ、まったく。

 

母はタイミングによって、私の忠告を聞き入れることがありました。

そして、話を聞いてもらうには彼女の性質に合った言葉を使う方がいいことも理解しました。

うゎッ! やっぱり書いていてコワイ。 なんじゃコイツ。子どもの頃からギフテッド特性を親の観察することに発揮です。

それでも、母の「こんなの私じゃない!」というメンヘラっぽい意識を変えることはできませんでした。

これは、タイミングで説得できるものでもない。これには本当に手こずりました。

 

母が変わっていくきっかけ

そんな母です、ここまで読んでみて想像がつくと思いますが、祖母(母の母)と母は超絶仲が悪かった。

そして、母は自分の妹・弟とも仲が悪かった。

親戚の集まりでは、私が板挟み。家でもどこでも私は休まることがない。

お互いの悪口を子どもの私に言う。ここでもそうなのですが、親戚も都合&機嫌がいいときは私に八つ当たりすることはない。

それどころか、心配している、気にかけていることを伝えてくる。

子どもタサクが導き出した結論、

 

タサク
タサク

母も祖母も親戚皆同じ。それぞれの都合で生きているのね。

この人達にもこの人達の生活・人生がある。

言いたいことだけ言って、私の人生までは責任を持たないな。

仕方がない。

 

 

小学校の子どもが出す結論としては、なかなかヘビーです。どおりで過去の記事のような結果(ゴルゴ13予備軍)になっちまう。

皆同じという結論を見て、要になるのは誰だろうと考えました。

それは、祖母。母以外の親戚は祖母とは良好な関係でした。

 

祖母に対してドンドン歩み寄ることに決めました。

「おばあちゃんの作る○○だからおいしい!」

野菜炒め

それをことあるごとに言う。

 

は?それだけ?って思いますよね。

祖母は料理がヘタ。 まぁ、一品は美味しいもの…っていうかザ・田舎料理があったので、それを褒めまくる。

最初は不信がっていました。親戚(叔父・叔母たち)も「あれのどこがうまいのか?」と言っていましたが、そこは彼等の理解できない表現をまくしたてて、熱く褒める。

人間は熱量があると、だんだんその熱にやられて受け入れてしまいます。

それに、いつもは無表情にしているタサクが褒める。

この落差で効果てきめん。(ハラグロ・タサク)

ー ̄) ニヤッ

祖母は自分を受け入れてもらった喜びからか、私をどんどんかわいがってくれるようになりました。

 

そうして、いろいろ自分の胸の内を話始めました

と言っても、母(自分の娘)のことではなく、祖母の人間関係の苦労話などです。

祖母と曾祖母(自分の母)とのこと、舅・姑・小姑・嫁のこと色々です。

カウンセリングのようになってました。

 

そうしているうちに、祖母の抱えていた不満の元が見えてきました。

祖母は、自分の母(曾祖母)と娘(タサク母)の仲の良さに嫉妬していました。どうやら羨ましかったらしい。

私の歩み寄りで、祖母は自分の欲求が解消された状態になりました。

どうってことない問題ではあるのですが、人によっては大きな一歩ってあります。

祖母にとってはこれが大きな一歩です。

それからも色々なことがありましたが、祖母がどういう思考をしているから、こういう発言になるという部分を把握できるようになりました。

 

観察・データ集め ⇒ 整理&考察 ⇒ 結論 ⇒ 実践

導きだした結論を基に、母への「祖母の取り扱い方」講義&解説をしました。

母の納得する表現・例を用いて、講義&解説の繰り返し。

この取説を使えば、おおよそ祖母との良好な関わり方ができるからと、母と祖母の交流を促しました。

いや~、最初はドキドキでした。二人ともぎこちないったりゃありゃしない。( *´艸`)

 

取説があることで、母は落ち着いて実践をしました。

そうすると、いい結果がでます。いい結果がでると、だんだん自分の心が安定してきて、自己を省みることをし始めました。

自分の母親(タサク祖母)との関係が上手くいきだして、母自身が少しずつ改善していく。

色んな本に書いてありますが、あれ、本当ですわ。

「私だけ苦労している、私の人生はなんでこんなふうなの? こんなのは私の人生じゃない。」

母のこの言葉がなくなりました。 母のメンヘラ卒業。

 

わだかまりの観察

祖母と母とのわだかまりなどを観察していて、

祖母は曾祖母からの愛情不足を感じて、同じように母も祖母からの愛情不足を感じていた。

満たされない思いが代々受け継がれる。

 

ほんと、厄介だと思いました。それが引き金でこんがらがっていく。彼女たちは私の中では、コジラセジョシ

そこからは、大きなトラブルも起きることなく、だんだんと母と祖母・親戚(叔父・叔母)との仲が良くなりました。

実際は数年かかっていますが、私の子ども時代からは考えられない程の良好な関係です。

 

叔母たちは、今でもしみじみと

「姉さん(タサク母)はものすごく変わった。人って変われるものなのね」

と言います。

せめて私が生まれる前に、貴方たちで姉を変えておいてくれよといいたい。

先に生まれた者の責任って…いったい何だろうって思います。

 

長くなったので、もう少々継ぎ足しを次回に…。

続:祖母との関係を改善したら、祖母と母との関係(親子関係)まで改善した

それでは
また、次回 ヾ(^_^)マタネー

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