こんにちは、樽タサクです。
今回は「ギフティッド その誤診と重複診断」の感想と分厚い専門書を読むコツを書いていきます。
専門書を読むことは、なかなか気が進まないもの。書いてあることが理解できるかとか、本の厚さ・重さ…そして価格。
どんなに悩んでいても、専門書をさぁ読みましょ!ってなりにくい。(^▽^;)
専門書など読まずに解決できないものか?と少々思ってしまう。
そうやって避けて色々検索しても、モヤモヤだけが増える。(;´д`)トホホ…
自分自身の特徴が、ギフテッドの特徴に当てはまっていることは理解してはいるけれど、心のどこかでそれを否定している。
ギフテッドであることを受け入れる自分と否定する自分の葛藤…。(以前のタサク)
まぁ、とにかく面倒くさい心の状態。自分で自分が嫌になる。( 一一)
人に良いものらしいですよと薦めておきながら…実はこの本を購入した直後は手を付けていませんでした。
辞書のような感じで、本当に迷ったときだけでいいかなと思っていて…(ちょいと逃げ腰)
ところがどっこい、ちらっと読み始めたら読むのが止まらなくなった!
率直な読後感想、
笑った、泣いた、納得した、解放された、そしてまだまだ続くよ人生どこまでも。
それぞれの感情について説明していきます。その後、専門書を読むときのちょっとしたコツも書きます。
笑った理由とは…
本のなかには、自分と似た体験談がとにかく多く出てきました。ギフテッドがどういう環境にあるのか、どういう精神状態にあるのか、どういう言動をとるのかなど。
あまりに似ているので、
うわぁーーーなんじゃこりゃ! 遠い外国での話なのに、こんな同じ体験!!
喜びが混ざった笑いがこみ上げてきました。
ていうか、ゲラゲラ笑いながら読んでいました。
(この笑いは本に対してというより、自分自身に対しての笑いです)
泣いた理由とは…
一通り笑ったら、涙が止まらなくなりました。
同じ体験を味わった人達がいて、それがギフテッド特性に基づくものだと知った安心感からくる涙です。
「ギフテッド」というものに対してのイメージ、そしてそれに対する拒否感・抵抗感が安心感に変化した瞬間だったと思います。
ちょっとまった!
タサクはこの本(日本語版)がでる前にはブログを始めていたでしょ?っていう疑問…。
自分がギフテッドであることは頭では理解していましたが、完全に納得して受け入れていたかというとそうではない。
とにかく、楽に生きていくためにはどうしたらいいか?という思いが先でした。
楽に生きられるらしいという思い・考えが出来てきたから始めたブログ。
ギフテッドというものを基に考えると、自分の過去や言動が説明できるし、ギフテッドからの視点として考えると自分の人生がうまく回る。
こんな感じでいました。つまり、客観的にみた結果でギフテッドという判断。
客観的であって、タサク本人が心底納得するかは別。
まぁ、そういう思考であることもギフテッド特性なのでしょう。
自己に対する観察&考察は得意です。
書いていて、わけわからん感じになってきた。ここら辺は軽くスルーしてください。m(_ _)m
とにかく専門書を読んで、笑ったり泣いたりすることは初めての体験です。
納得した理由とは…
大人になったギフテッドは、どうにか自分や周囲を観察・考察・思考して生き延びてきたと思います。
どんなに観察・考察・思考しても、埋まらない周囲との溝、辛さ・隔絶・孤独感色々なモヤモヤしたもの。
これらは全て自分の真実の体験、具体例です。その具体例がある状態でこの本を読むので、理解・納得ができる。
この本には多くの具体例も掲載されています。それらが身に染みて、リアルに理解できる。
リアルに理解ができるから納得する。その納得したものを客観的に専門家が説明していて更に納得する。
納得、納得、納得…溢れんばかりの納得。(しつこい)
自分に起こっていた様々なことが、理論的に完全な第三者から説明される。
本を読んでいるだけでカウンセリングを受けたような感覚を受けました。
笑って、泣いて、納得する。
とにかくこの本を読んでいると、これらが何度も何度も繰り返される。
感情も大きく揺り動かされるので、少々ヘトヘトになります。
休憩を忘れずに! 過集中がギフテッド特性の一つですよ。気を付けてください。
そして、解放される
●自己啓発でよく言われること…自分を客観視して理解する
●スピリチュアルでよく言われること…自分を許して受け入れる
この本を読みながら、上記のことを味わっていました。
自己啓発やスピリチュアルのワークをやってもいまいち感覚がしっくりいかなかったのが、この本を読んだらしっくりいった。
自分の特性を理解して、「しょーがね~な~」と笑って許して受け入れる。
そうすると、今までの自分に対する否定・拒絶感から解放される感じがしました。
ここら辺は、タサク本人の主観です。
いや~、とにかくギフテッドは面倒だ。
┐( -“-)┌ ヤレヤレ
こんな遠回りしなきゃ解放が味わえないとは…(これもタサクの主観です)
専門書を読むちょっとしたコツ
もくじを見て、気になったところから読む。
それだけ。
そんなもんです。(なげやりな…)
分厚い専門書を頭っから読むものではないと思っています。
小説じゃあるまいし、頭から読まないと理解できないというものではありません。
自分の知識・体験と照らし合わせながら読むから理解できます。
もくじを見てもピンとこなければ、とにかくページをめくって気になる箇所を見つければいい。
ギフテッドの悩みや、自分が今までに引っかかってきたワードは必ず目に留まるものです。
これは速読の本にもよく出てくるやり方です。
気になったところを読む。それを繰り返していくうちに一冊全部読み終えていたりします。
ジグソーパズルを完成させていく感覚です。
分かりやすパーツごとにパズルのピースを埋めていく感じです。
お気楽に挑戦してみてください。
最後に
ギフテッドに関する情報や本は色々ありますが、その中でもダントツに「ギフティッド その誤診と重複診断」はおススメです。(今のところですが)
特に、大人のギフテッドにとっては心のよりどころになる一冊だと思います。
自分の力で自分をサポートする基礎がこの本には多く詰まっています。
(専門書だから当たり前か)
基礎がしっかりできれば、あとは自分のオリジナルの生きやすい方向を見つけやすくなる。
この本で悩みが一気に解決することはありませんが、精神的にどの方向へ自分のベクトルを向ければいいのかが掴めるはずです。
基礎を作ったうえで、ギフテッド一人一人それぞれの人生を、自分が納得いく人生を生きていくことができると思います。
それでは
まて、次回 ヾ(´∀`)
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