ギフテッドの特徴:感情の過興奮性

ギフテッドの特徴:感情の過興奮性 ギフテッド大人の特徴

こんにちは、子どもの頃の夢が出家することだった樽タサクです。

 

想像の過興奮性
知的過興奮性

 

と連続で書いてきました。
過興奮性について書くとき、特に自分の子ども時代を振り返っています。
そうすると、当時の記憶・感情・環境など色々思い出す。

 

思い出したものをあれやこれや書こうとして、まとまりがつきません。
まとめる技術が欲しい…。

 

書いていく作業を地道にするしか道はないか…。

 

4000文字もない記事ですが、下書きは倍以上の文字数。
私の頭の中を吐き出すと、無駄が多いことが分かる…。

 

思考がまとまっているつもりでも、こうやってアウトプットすると全然違う。
視覚空間型思考人間がうまくアウトプットできる回路構築は、道のりが長いです。

 

冒頭からの愚痴、すみません m(_ _)m

 

今回のタイトル、「ギフテッドの特徴:感情の過興奮性」について書いていきます。

 

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感情の過興奮性は一見して分からない場合もあるはず

感情の過興奮性ー本に書かれた説明はと言うと…

感情の過興奮性のある人は、周囲の環境に非常に敏感で、ひどく心配し、強い反応を示す。
ー(中略)-
反応がオーバーだと批判されることが多い。その感情の激しさは、慈悲深さ、共感性の高さ、繊細さに現れる。

ギフティッド その誤診と重複診断●心理・医療・教育の現場から

 

私タサクが子どもの頃は、喜怒哀楽などの感情表現が乏しいと周囲に言われていました。
おとなになった今でも、私への周囲の印象は、

 

穏やかな人、冷静な人
なので、自分には感情の過興奮性に関してあまりピンときませんでした。

 

自分には感情の過興奮性はないかな?と思っていましたが、子ども時代を振り返ると意外とあったりする。

 

タサク子どもの頃の周囲の大人からよく言われたこと…

 

何を考えているか分からない。
笑わない。
じっと人や物を見ている。

(っていうか大人からは睨んでいるように見えたらしいが、本人は観察しているだけ)

 

そんな私に向かって母親がよく言っていた言葉…

 

「あんたは根暗」

 

親が子どもにこんなこと普通は言いますかいな?
なんつー親じゃ、まったく (-_-メ)

 

自分にとっては当然の反応でも、周囲にとってはオーバーな反応。
私はあまり表に反応を示す子どもではなかったので、大人になってから子ども時代の感情の話をすると驚かれることがあります。

 

周囲に驚かれたときにはじめて、自分の感情の過興奮性を認識することもあります。

 

表面上は無感情に見えていても、内面では強烈な感情が湧きあがっている。
あまりにも強烈なので、自分でもどう表現していいか分からない。

 

それがタサクの子ども時代でした。

 

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あまりにも辛すぎて…

タサクが子どもの頃、よく家族で通っていたアーケードの商店街に楽器など弾いて施しをうけている人達がいました。
アーケードなので、彼らの歌声や楽器の音が反響して遠くにいても聞こえます。

 

今でいうストリートミュージシャンとは違い、明らかな物〇いです。

物乞い

盲目だったり、片足だったり。
彼等のことを見るのがとてもつらかったです。

 

アーケードを歩いている人たちが彼等の前を素通りする。
中・高生らしいお兄さんお姉さんが彼等を見て笑う。

 

子どもタサクはどう思っていたかというと…

 
タサク
タサク
皆どうして見て見ぬふりができるの?
どうして楽しそうにできるの?
あれが見えないの?
彼等を見るのがとてもつらい。
なぜここはこんなにつらい場所なんだ…。
 

 

小銭を恵む人たちの態度にさえも怒りが湧きました。
何の解決にもならないじゃないか!!!

 

彼等(物〇い)は他にやりようがないのか?
どうしてこんなことになる?

 

その怒りを母親にぶつける事もありましたが、納得いく回答を得ることはできませんでした。
(ぶつけると言っても静かな態度で淡々と質問する)

 

理由を知りたい、問題を解決したい、見ているのがつらい、そして周囲の人たちへの怒りや絶望感。
この時は知的過興奮性と感情の過興奮性が同時発露だったかもしれないです。

 

4、5歳の子どもにとっては過酷な現実でした。子ども時代って楽しかった思い出があまりない。こんなツライことばかり気にしていました。

 

この生きている世界は色々なことがあり過ぎてツライ。
そして何の解決もできない自分の無力さを感じて挫折する。

つらい人生

思い起こせば、これは激しい感情ですわ…。

 

4、5歳で人生挫折するなんて…今じゃ笑える ( *´艸`)
あの頃のタサクに言ってあげます、
「過酷な現実に挫折したけど、生き延びているよ~お気楽極楽~」

 

いや、こんな声がけしたら子どもタサクにキレられるかも…ビビる中年タサク。

 

表面と内面

私の場合は表に出していないだけで、内面では相当な激しい感情です。

 

表に出すだけが感情ではないですね。

 

表に出すことができない分、自分の内側へ感情のエネルギーが向かいます。
喜怒哀楽がのエネルギーが内側へ向く。

 

強烈な喜怒哀楽で、タサクは体調を崩すことがよくありました。
過集中のせいで体調を崩すことがありますが、感情の過興奮性でも私は体調を崩してしまう。

 

なので感情のコントロールをするしかないです。
喜び・悲しみ・怒り、どのエネルギーも体にかかる負担は同じです。

負荷

色んな大きな感情が体に大きな負担をかける。
キツイです。

 

喜びでいい脳内ホルモンが出るはずなのに、体調が悪くなって寝込む。
もう最悪です。

 

自分の感情の強烈さで自分が参ってしまう。
それが経験として分かっているので、身を守るために感情の振れ幅をなるべく小さくするようにしています。 修行僧だと友人から言われる理由がそこかもしれません (笑)

 

でも完璧に自分の感情のコントロールが出来ず、不意に感情の過興奮性が出てしまうことがあります。 人の話の内容に集中しすぎて、過興奮性発揮してしまうこともしばしば。

 

感情の過興奮性での共感性発揮

感情の過興奮性は共感性の高さにも現れます。

共鳴

 

タサクの場合は、「喜」に対して過剰な共感性が出てしまいます。
自分の感情の表現が上手くいかないことが多いのに、共感性は発揮する。
矛盾している感じですが、自分でも理由が分からない。

 

ただ、「喜」というものに共鳴するアンテナがあって、さらに 共鳴して増幅させる機能 がある。そんな感じです。

 

(うまく説明できない…)

 

一見すると、
他人の喜びを我がことのように喜ぶなんて、タサクはいい人!
と思われますが、実際には相手をドン引きさせてしまうことが…。

 

「なんで、タサクの方が喜ぶ? 喜び過ぎだろ!」

 

なんてよく言われる。
相手の喜びが異様に増幅されてしまい、涙をこらえるのに必死。

 

何度でも言います!
いい人ではありません!!
単なる共鳴と増幅です!!! 

 

以前勤めていた会社の後輩の話です

後輩はあるバンド(楽器の演奏をしない)の追っかけをしていました。
どんな遠くのライブでも一人で行く程の熱心さ。
そのバンドの遠方でのライブ帰り、後輩はそのバンドメンバーと空港で遭遇。

 

ファンの間での掟が握手会以外での握手・写真撮影は禁止。

 

後輩はその掟を忠実に守るために、自分の両手を後ろでしっかりと組みながらメンバーに直接声をかけることができたそうです。

 

この話を聞いたとたんに、タサク号泣 (T_T)
そのバンドのことは知ってはいます。
全国的に有名(おもしろさで)
でも、特に好きでもなければ嫌いでもない。
なのに、タサク号泣 (T_T)(T_T)

 

タサクさん、このバンド好きでしたっけ? 違いますよね? っていうか喜び過ぎですよ!


後輩にこう言われました。

 

バンドメンバーと遭遇した話をするときは嬉しそうにしていた後輩、私の反応を見て喜びが半減したかのような雰囲気でした。

 

つまりドン引き…いつものパターン( ;∀;)

 

あまり感情の波がなく冷静で穏やかな印象を周囲に与えているタサク。
この過剰な反応は相当驚かれます。

 

たとえ相手がマウンティングするための自慢話をしてきても、「喜」に対しては共感性は過剰反応します。

 

先ほどの後輩の話にマウンティングしてくる人がいました。
後輩が推すバンド以上に超有名なバンドのメンバーとの話をしてきた先輩。

マウンティング

それに対してもタサクの共感性が過剰反応。

 

マウンティング先輩もドン引きさせてしまいました。
以降、先輩は私がいる場所ではマウンティングしてこなくなった。

 

(*’▽’)

 

他人の極端で強烈な感情は共有しずらいもの。
それを見てしまうと驚いて冷静になってしまうらしい。

 

マウンティングする人の心理はよくわかりませんが、対抗心という炎を私の強烈さで消してしまったのでしょうか?
マウンティング封じとして、感情の過興奮性が有効なのかもしれない。

 

今度、使ってみてください。
責任は一切負いませんが… ( *´艸`)

 

最後に

感情を扱うのは非常に難しいです。
知的過興奮性や想像の過興奮性だと客観視しやすいですが、感情は本当に難しい。

 

感情面の掘り下げするときは、セーフティーネットを用意しておいた方がいいです。
潜りっぱなしで窒息しそうになりますから、浮上するための命綱です。

 

給料日の後、すべての必要支払いが終わって余裕資金があるときとか
連休の初日とか(他にいい案が思い浮かばない)

 

とにかく心をクールダウン&ケアできる状況を先に確保!です。

 

私が掘り下げを行うのは、体調が良くて心が穏やかなときだけです。
そして、薄皮を剥がすように徐々にしていく
ここが一番大切。

 

いい状態のときでも掘り下げ作業後の疲労感は半端ない。
体にも負担が大きいです。
栄養がどんどん奪われる。
ビタミン・ミネラル補給も忘れずに!

 

掘り下げタイミングを間違えて、浮上しずらくなったタサクは20代の頃心療内科にお世話になりました。

医療

本格的な疾患でもなかったので、数回通院で回復しましたが…。
あのときは本当にヤバかった…。

 

感情と向き合うことはやって損はないけれど、相手(感情)は手ごわいモンスターです。
アイテム(知識)はしっかりゲットして、サポート体制(逃げ場所)ばっちりで対応していきましょう。

 

それでは
また、次回 ヾ(´∀`)

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