ギフテッドの思考スタイル(聴覚継次型編)

ギフテッドの思考スタイル(聴覚継次型編) ギフテッド大人の特徴

こんにちは、樽タサクです。

 

『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』
といいますが、自分も相手も知れば余計な戦いすら回避することだってできます。

 

戦って勝つことだけが生き抜くことではありません。
戦いや衝突を回避する知識を付けることも大事です。

 

思考スタイルを知ると、相手との意思疎通での不信感や衝突みたいなものは減らせるかなと思っています。
ということで、今回は聴覚継次型思考スタイルのギフテッドについて書いていきます。

 

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聴覚継次型の特徴

聴覚継次型の特徴は以下の通り

●主にことばを用いて考える。
●聴覚情報を好む。
●情報や課題を時系列に沿って処理する。
●事実や詳細の学習を好む。具体的で細かい指示を好む。
●1つの課題を直線的に順序立てて処理する。
●構造、秩序を好む。正式な題材や作業環境を好む。
●分析的思考の持ち主。関係を論理的に推論する。
●実在する問題の解決を好む。
●唯一の正解のある具体的な課題を好む。
●多くの場合、真剣にものごとに取り組む。

ギフテッド その誤診と重複診断●心理・医療・教育の現場から

視覚空間思考スタイルだと、映像で考えて理解する。
ということは、聴覚継次型思考スタイルは、言語で考えて理解する。

 

簡単に説明するとこんな感じだと思います。

 

聴覚継次とういう漢字から分かるように、
聴覚 ⇒ 聴く(聞く)
継次 ⇒ 時間的に順序立てる

 

視覚空間型とは真逆です。

 

耳から入る情報をそのまま順序だてて理解すること。

 

私は何度かそれをトライしました
でも、なかなか耳から入る情報、この場合文章となって入る情報は理解し辛い。
視覚空間思考スタイルなので無理でした (;´Д`A “`

 

一番わかりやすい例でいえば、地図の認識方法

聴覚継次型だと…
○○号線を300m直進して、左折しさらに500mすすんで…(説明が続く)
耳で聞く文章情報だけで理解できて、そこへたどり着くことができる。

 

視覚空間型だと…
文章情報だけではなかなかおぼえられない。
たまに、余計な情報を入れられるとそこへ意識が向かってしまて、間違った場所へと行ってしまう。
文章情報のみを与えられたときは、いったん脳内で映像化して覚える。
ひと手間かかります。

 

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聴覚継次思考スタイルのギフテッド

聴覚継次型だと、聞いたそのまま理解して記憶できる。
ギフテッドだとその理解スピードが速い。
例えば、教科書を読んだだけで理解して覚えるなどです。

教科書を読む

一度ではなくてもその読む回数が少ない状態で理解・覚えが早い。
日本の学校は言語型教育なので、この型で思考するギフテッドは学校での成績がいいことが多いのかも。

 

聴覚継次型思考スタイルのギフテッドは、 勉強ができる優秀な人だと 認知されやすいはず。
理路整然と理解したことや、その理解方法の説明も順序立てて説明できる。
いわゆる知的に完璧な人のような印象。

 

カリキュラム通りに事が運べるタイプ。
基礎を積み重ねて、次第に難易度をあげていける。

 

周囲の人たちの情報理解速度の遅さにフラストレーションを感じることも…。

 

聴覚継次思考スタイルのギフテッドのエピソードその1

目の前にある教科書の内容についてーギフテッドもそれ以外のひとも同じ教科書を持っている。
同じ授業を受けている。
状況が同じだから、みんな同じように理解できるはずだとギフテッドは思っている。

テストなどで周囲の人たちの点数が悪いのは、わざと解いていないのではと考えてしまう。
これは、勉強したとかしないとか考える以前の問題。

聞いて、見ていれば、そして教科書を読んでいればテストは満点になるのは当たり前と思っている。

できない理由、それは努力してないだけとギフテッドは言って(思って)しまう。

 

聴覚継次思考スタイルのギフテッドのエピソードその2

順を追って線形的に理解するので、話の途中の矛盾点があるとそれを指摘して正したい。

こういう風になると、聴覚継次型ギフテッドは批判的だとか、頑固だとか言われてしまう。
話の矛盾点を指摘しているだけであって、話す人自体を批判したり、傷つけたいわけではないのですが…。

 

ギフテッド以外が、
速く・深く・強いインパクトで、情報を理解して処理しているわけではない
ということをギフテッドは知っておいたほうがいいです。

 ( ̄ー ̄(_ ( ̄ー ̄( _そうそう

 

真剣にそして正確に情報を整理し順序立てて理解する。そしてそれに完璧さを求めるのがこの思考スタイルのギフテッド。
『教科書に書かれたことはすべて重要でしょ』
という発言することも…。

 

こういう思考スタイルのギフテッドだと、直観的な判断や物事のすり合わせや統合が苦手になると思います。
矛盾した点との折り合いがしづらいです。
秩序だてていないことは相当のストレスになります。

 

こういった苦手が極端になると、周囲からアスペルガー症候群に見えたりすることもあるかもしれません。

 

思考スタイルの違いからくる不信感を解消

聴覚継次思考スタイルのギフテッドと視覚空間思考スタイルのギフテッド
全く逆の思考スタイルです。

 

言語と映像
文学と絵画

文学と絵画

思考スタイルの違いってこんな感じだと思います。
理解仕方が違う、文学と絵画のように表現スタイルが違うみたいに捉えてもらったらいいと思います。
そうすれば聴覚継次思考スタイルの人は、視覚空間思考スタイルの人を支離滅裂だと思わなくなるのではないでしょうか?

 

最後に

同じギフテッドでも思考スタイルが違う
ギフテッドと聞くとどちらか一方だけのイメージがあると思います。

 

自分がギフテッドかどうか判断できないとき、真逆の思考スタイルの方を参考にしてしまって、自分はギフテッドではないと判断していることもあるかも。

 

思考スタイルは、物事を理解するときのアプローチ方法です。
どちらか一方に偏ることも、両方のスタイルを持ち合わせていることだってあると思います。

 

がっちりと当てはめることはないですが、自分の思考特性を知る手がかりになることは確かです。

 

最終目標は、自分のギフテッド特性を理解して受け入れること。
そうすれば、楽に生きられるし、周囲の人と健全な関係を築くことができる。

 

ギフテッドの思考特性を知って理解したら、苦しみが少々和らぐのではないかと思います!

 

それでは
また、次回 ヾ(´∀`)

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