こんにちは、樽タサクです。
9月11日ですね。
2001年9月11日の事件が起こる時間、珍しく家にいました。
普段なら大学の研究室に缶詰めの時間だったのですが、帰宅していました。

一発目のアタックが起こる1時間前ぐらいから異様な眠気がありました。
体調は全然悪くない。
でも、とても体が重くて起きていられない。
這うようにして部屋まで行って、そのまま気絶するように寝てしまいました。
友人たちから事件報道についてのメールや電話が何件も入っていましたが、気づかず。
家族も私を起こそうとしたらしいのですが、やはりそれにも気づかず。
とんでもないことが起こったと知るのは翌日になってからでした。
それから数年後、
仲良くなった会社の同僚M子さんにそのことを話しました。
M子さんの祖父母は事件当時、貿易センタービルの近くに住んでいました。
M子さんも事件当日、私と同じように異様な眠気で起きていられなかったそうです。
彼女は旦那さんから
「心配じゃないのか? 寝ている場合か?! 冷たいヤツ」
と言われたけれど、それでも起きていられなくて撃沈…。
二人とも同じ体験をしていました。
M子さんはこう言いました。

同じ体験している人がいたのね。あの感覚は不思議だった。
理由はわからないけれど、祖父母のことはなぜか大丈夫だと確信があったの。
でも、旦那に冷たいヤツだと言われたのがずっと心に引っ掛かっていたのよね。
同じ体験している人がいてなんだか安心した。
私もM子さんから話を聞いてなんだか安心しました。
色々な出来事の理屈や理論を考えて整理することが好きです。
でも、それだけで整理できないことも多々あります。
そうなると、心にモヤモヤが残ります。
同じ経験をしている人がいるというだけで、理由なく安心を得られるものだと思いました。
私は他人と共有・共感できることが極端に少ないので、こういう経験はとても貴重です。
同じ日・同じ時間・同じ経験
理由はわからないけれども、同じことをした。
ただそれだけです。
それでもなんだか安心する。
心とは不思議なものです。
それでは
また、次回 (・ω・)ノ