こんにちは、樽タサクです。
人をほめる(称賛する)ことが多いと言われます。
お人よしだと言われたり、騙されていると言われたりもします。
実際に詐欺にあったことはありませんし、何らかの被害にあったこともありません。
ギフテッドの特徴を上げているサイトでこんなことを書かれたりします。
「ギフテッドは純粋で疑う心を持っていない」
「ギフテッドは詐欺にあいやすい」
私からすると、詐欺にあいやすいはさすがに個人差によるものだと思っています。
純粋・騙されていると言われる理由って…
人は自分が好意・好感があるものに対しては評価が高くなるし、逆にないものには評価は低くなります。
要するに、感情に左右されることが多いです。
また、苦手なものでも好きになったら上達するし、嫌いになったらそうではなくなる。
よく聞く話です。
学生時代を思い出してください。
社会の先生が好きになったら、社会が得意になった。
これは一番わかりやすい例だと思います。

先生に好感が持てたらそれに付随する教科にも好感が生まれ、上達(成績UP)する。
逆に、先生のことが嫌いなら、得意な教科さえも嫌になり成績ダウン。
これは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の状態です。
(ちなみにタサクは先生の好き嫌いで左右されたことがない…というかそもそも先生が嫌いでした)
社会に出ても同じことが起こります。
評価したら、騙されていると言われる
会社の上司Kさんの話です。
上司Kさんは仕事のできる人です。まぁ仕事ができるから出世しているのですが d(^^*)
私の働いている会社はどちらかというと上下関係が緩めです。
なので、上司ともフランクに話すことが多いです。
上司Kさんは入社したころは意欲的ではない社員だったそうです。(本人の証言)
意欲的ではないので残業したくはない。
だから効率よく自分の業務をこなしさっさと帰る。
そんな人だったそうです。
それを周囲は自己中心的で要領のいいヤツと思っていたそうです。
周囲と交流を持たない愛想のないヤツ
これが当時のKさんの周囲からの評価。
私が入社したときはすでにKさんは出世後。
フランクで面倒見がよく、仕事の早い上司です。
勤続歴の長い同僚たちに上司Kさんのことを私が高評価で話すと
「タサクさんは騙されている、あいつはそんなヤツじゃない。要領がいいだけのあたらず触らずのヤツで使えない」
と言われました。
この部分だけだと、私が上司Kさんの表面のみしか見ていない人のような印象 ( ゚o゚)ハッ
でも、ここからが重要です。
別の女性上司T子さんの証言
ある日、女性上司T子さんとKさんについての話になりました。
T子さんはKさんのことをとても評価していました。
T子さんの Kさんについての印象と評価
●入社したての頃のKさんは要領がいいだけで、人とあまり交流をもたない暗い人だった
●入社数年して結婚する頃から明るくなり、仕事にも積極的になった。
●効率よく仕事ができる人で、仕事に関してとても信頼している。
これを聞くと、タサクはどうやら騙されてはいないな…と。
T子さんは付け加えて言いました。

Kさんは本当に仕事が出来るのに、周囲の同僚(現:部下)から評価されていないのよね。
同僚の子たちは業務改善提案が却下されたことを根に持っている。
でもその提案は私から見ても業務改善になるようなものでもなかった。
提案した人たちの自己満足のための提案。
それなのに過去のKさんの評価を加えて、自分たちの提案却下をしたKさんは使えないヤツだと言っているのよ。
単なる逆恨み。感情が先走って、現実の評価ができていないだけ。
勤続年数が長い同僚の数人から散々Kさんの低評価を聞かされました。
低評価の理由を述べるときは、彼等自身の都合のよいことしか言いません。
しかし、現実は違っていた。現実をしっかりと見ることができていない同僚たち。
そしてその同僚から「騙されている」と言われて少々悩んだ私の時間…戻ってきません。
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻ 時間カエセー!
Aという意見が多いからAが正しいとは限りません。
その意見がどういう過程で発せられたか、その都度吟味しなければと思った出来事です。
こういった話は割と多いです。
人に対しての印象を語るときに、「あなたは騙されている、ちゃんと疑って考えなさい」と他人から言われます。
疑って考えなさいという人に限って、感情のバイアスがかかっていることが多々。
以前に許せない事があったから、こいつはダメなヤツだとレッテルを貼るし、剥がしもしない。
自分と同じ評価をしてくれない人には、「あなたは騙されている。見る目がない」と言う。
要するに、感情面の共感がないと相手の意見を否定する。
結局そこに行きつく。
面倒くさいです (´・д・`)ヤダ
感情に左右されて、事実認識を誤る。
もったいないです。
これも一つの「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になるのでしょう…。
人を称賛
●「嫌いな人でも称賛」
私が家族から、訳が分からない宇宙人だと言われる理由の一つです。
嫌いな人はたくさんいます。
有名人だろうが身近にいる人だろうが、たくさん嫌いな人がいます。
どんなに嫌いでも、評価できるところはちゃんと評価し称賛します。
例えば、嫌いな女性歌手Y。
存在そのものが嫌で、CMにその人の歌が流れると耳をふさぐほど。
全身が総毛立ち、体調まで悪くなります。
無理やり数時間聴かされて 高熱 を出したこともあります。
タサクを暗●するとき使えます…( ;∀;) 完全犯罪

それでも、彼女の歌唱力が日本トップクラスだと諸手を挙げて称賛できます。
彼女の才能がすごいことは事実ですし、私の嫌悪の感情とは別です。
もう一つ、人を褒めるに関して…。
●「自分の能力を棚上げにして人を褒め・称賛する」
これも家族から、特に親からは理解できないと言われます。
人それぞれのレベルの能力で何かを達成するのを見ると嬉しくなって称賛します。
親からは
「あなたの方ができるのになぜ相手をほめる?」
と聞かれたことが多々。
他人と自分を比較するということが根本的にないからだと思います。
ここでもただ事実を見て、それを称賛しているだけです。
これは自分個人の性分かと長年思っていました。
ギフテッド児の子育てブログで、私と同じように人を称賛する息子ことを書いているパパさんがいて、ギフテッド特有のものなのかなと思ったりしました。
とはいえ、こちらが本心から称賛していても相手の受け取り方で嫌味だと誤解を招く恐れも…。
そこは大人として自重しなければいけないと思うところです。
感情のバイアスが掛かった状態で現実を見ている人が多い世の中。
そこはうまく自分をコントロールして生きていかなければいけません。
疲れますが… (T T;)
最後に
人を称賛したり評価するとき、ギフテッドはありのままを見ているだけだと思います。
事実と感情を分けてみているだけ。
それを「ギフテッドは純粋で疑う心を持っていない」というなんだかキラキラした表現であらわされているだけだと思っています。
純粋で疑う心を持っていない(だから騙される)
これはあくまでも他人からみた印象にすぎないです。
ギフテッド本人が自分のことを純粋だとは思っていません。
純粋というよりは、感情のバイアスなしで正対して事実を見ているそれだけだと思います。
基本的に相手と自分の力関係に頓着しないというギフテッドの特性も原因かもしれません。
肩書にも頓着しなさ過ぎることもあるので、社会生活上そこはとても気を付けているところ。
知らず知らずのうちに失礼なことをする可能性が…。
アブナイアブナイ
それでは
また、次回 ヾ(´∀`)